ネルソン訪英の旅・海戦というもの
古来、海戦というものは、決着がつかないものと相場が決まっていました。勝っても被害は大きいし、負けても結構逃げてこられるし、そもそも敵と出会えなかったりして。なにしろ広い海の上ですからね。海戦で勝利を得るというのは実に難しいことでした。
寡兵・劣勢の状況下で完膚なきまで敵をやっつけたトラファルガーの戦いと、それを演出したネルソンは、ですから本当に珍しい例なのです。そして勝利を導いた直後に悲劇の死を遂げた彼の姿は、言うならば新撰組と忠臣蔵を足して2で割らないような英国的英雄譚でした。今からちょうど200年前の話。
それから百年後。ネルソンを崇めていた東郷元帥が劇的な勝利を収めました。ツシマ海戦、いわゆる日本海海戦です。これが今からちょうど百年前の話。
東郷元帥が広め、のちに帝国海軍の伝統となった「何事も5分前に!」という言葉もネルソンの言葉をなぞったものです。会社の新人研修とかで聞いたことのある人も多いのでは?(BYオットー)
| 固定リンク
コメント
・・・海戦ってムツカシイのだね。
歴史オンチの私には、やっぱりネルソン君はピンとこない。が、東郷君はかすかに引っかかるものが??
・・・ビイルラベルだ。
投稿: かりまる | 2005/10/27 16:39
フィンランドのビィルらしい。みなさんよくご存知。
リクエストにお応えして、ネルソンくん次回登場か?金曜日の更新を待て。
投稿: にゃにゃにゃん | 2005/10/27 21:39